やってみよう。心地よい毎日のつくり方

忙しい人でも続けやすい、植物のある暮らしや香りの楽しみ方、毎日を少しラクにする工夫をまとめています

リラックス効果満載:ラヴィンツァラ×リトセアのバスオイルで至福の眠りを

香織さんの香り相談室

「今日はちょっと疲れたな」。

そんな夜、私たちは無意識に深い休息を求めています。
一日忙しく働いて、神経が張り詰めたままの状態でベッドに入っても、なかなか良質な眠りは得られないものです。

今回は、そんな頑張りすぎた夜の救世主となる、「ラヴィンツァラ」と「リトセア」を使った手作りバスオイルをご紹介します。

アロマ・アドバイザーの視点から、その香りの魅力と、安全に楽しむための「化学の裏付け」を紐解いていきましょう。

今回は、アロマ初心者の美咲さんと、アロマショップ店主・香織さんの対話形式でお届けします。


香りから始まるリラックスタイム

はぁ……。今日も一日忙しくて、なんだか夜になっても頭の中がザワザワしているの。
リラックスしてぐっすり眠りたいんだけど、何かいい方法はないかな?
それなら、今夜は「ラヴィンツァラ」と「リトセア」の安眠バスオイルを試してみませんか?
心と体のスイッチを切り替えるのに、これほど頼もしい組み合わせはないんですよ。
ラヴィンツァラとリトセア……。あまり聞き慣れない名前だけど、どんな香りがするの?
試してみてもいいかな?
ええ、ぜひ体験してみてください。
ではムエット(香りを試すための短冊状の紙)につけて試してみましょう。まずはラヴィンツァラから。

ムエットは鼻に近づけすぎず、少し離して嗅ぐと、印象がつかみやすいですよ。
(ムエットで香りを試す)……わあ、スーッとした清涼感のある香りがする!
そうですね。清涼感がありながらも、どこか優しく落ち着くウッディな印象があるのが特徴です。

成分で見ると、ラヴィンツァラ精油に含まれる α-テルピネオールには神経の疲れをいたわるような働きもあるとされています。
まさに「寝る前のリラックス」に最適なんです。では次に、リトセアをどうぞ。
(ムエットで香りを試す)……あっ、こちらは全然違う!
搾りたてのレモンみたいな、すごくフレッシュな香りがするね。
(もう一度嗅ぐ)…レモンよりも、むしろレモングラスの香りに近いかも。
リトセアは別名アオモジとも呼ばれる樹木の種子から採れる精油で、レモンのような爽やかなシトラスの香りが特徴です。
確かに、レモングラスの香りに似ているかもしれませんね。

主成分のゲラ二アールやネラールが、ストレスで高ぶった神経を鎮め、心を明るく落ち着かせてくれるんですよ。

(二本のムエットを並べて香りを試す)……この二つ、合わせるともっと素敵!
深呼吸したくなるような、安心感のある香りだね。
(ボトルを手に取って)この精油をそのままお風呂に垂らせばいいの?
ちょっと待って! その前に、大切な準備があるんです。

なぜ「バスオイル用基剤」が必要なのか?

えっ、直接お湯に入れちゃダメなの? その方が手軽な気がするけど……。
お気持ちはわかりますが、安全に楽しむためにはバスオイル用基剤が不可欠です。
これには科学的な理由があるんですよ。

精油は水に溶けない

精油は水に溶けないため、お湯に加えても均一に混ざらず、偏ったり分離したりしやすくなります。
そのまま入浴すると、高濃度の成分が直接お肌についてしまうことがあります。

皮膚への刺激

特にリトセア精油に含まれるゲラ二アールやネラールなどの成分は、皮膚を刺激する可能性があります。
「精油は原液を使用せず、必ず希釈して」と言われるのは、このためです。

基剤の役割

基剤と精油を事前によく混ぜることで、お湯に均一に分散され、安全に香りを楽しめるようになります。


安眠バスオイルの黄金レシピ

材料

  • バスオイル用基剤:5ml
  • ラヴィンツァラ精油:2滴
  • リトセア精油:2滴

作り方・使い方

  1. 容器(ビーカーやボトルなど)にバスオイル用基剤を入れ、各精油を2滴ずつ加える
  2. よく混ぜてから お風呂に加える
  3. お湯全体をかき混ぜてから入浴する

安全に楽しむための最終チェック

  • 少量から試す
  • 肌に刺激を感じたら使用を中止する
  • 妊娠中・授乳中・持病がある場合は、精油の情報を調べた上で慎重に判断する

おわりに

「ラヴィンツァラ×リトセア」の香りは、頑張った自分を優しく抱きしめてくれるような、安らぎのブレンドです。

ただ「いい香り」というだけでなく、なぜその香りが安眠に良いのか、なぜ基剤が必要なのかという理由を知ることで、アロマテラピーはより豊かなものになります。

今夜はスマホを置いて、手作りのバスオイルが香るお風呂で、自分自身をメンテナンスしてあげませんか。

素晴らしい眠りが、あなたを待っています。